じゅうのお尻から血が…
朝は何事もなかったじゅう。昼頃ふと見るとクチバシに少し血がついていました。喧嘩して誰かの足でも噛んだかなと確認するものの、出血している子はいませんでした。
クチバシを怪我した?と思ってよくよく見てみるも、そうではなさそう。じゅう自身は元気にピンピンしていて、痛そうにもしていない。うーんと悩んで何となくお尻を見ると…
なんとお尻から血が出ていました💦
真っ白い毛に滲む血に驚いて、急いで病院へ電話。お昼の休診時間だったにも関わらず、すぐに来てくださいと言ってくださいました。『お尻から何か出ていますか?』と聞かれ、見てみると少し何か出ているような。羽と血に紛れてよく分からなかったのですが…。
卵管脱・排泄腔脱
急いで病院に連れて行くと、『卵管脱・排泄腔脱です。』と言われました。メスに多いらしいです。『今日の昼より前に卵管脱・排泄腔脱になっていたのに気づかなかった可能性はありますか?』と聞くと、卵管脱・排泄腔脱は急に起こるので、今日起こった可能性が高いでしょうとのことでした。
卵管脱・排泄腔脱は対処が遅れると、乾燥や締め付けによって飛び出た部分が壊死してしまう可能性があるようです。
また、鳥さん自身が気になってつつくことによっても悪化してしまうとのこと。じゅうも気になってつついてしまったため、クチバシに血がついていたんでしょうね。
卵管脱・排泄腔脱が起こったのが昼間で、すぐに処置してもらえたことは本当に良かったと思います。
治療は、卵管・排泄腔が飛び出てこないようにお尻を縫合するそうです。ただ、縫合するとフンが出なくなる場合があるそうで、その時は縫合を緩めますが、そうするとまた卵管が出てくるので、さらに縫合を行うとのこと。
卵管脱・排泄腔脱になった際、お腹に卵があればそれを取り除いて、卵管・排泄腔を入れてあげれば良いみたいです。
でもじゅうの場合、レントゲンとエコーを撮りましたが、お腹の中には卵もその他の物も、何もありませんでした。
もし繰り返すようであれば腫瘍によって物理的に圧迫されて卵管脱・排泄腔脱になった可能性があり厄介だそうです。その場合は組織を取って病理検査を行います。
最後に産卵したのは2~3ヵ月前なので、産卵が直接のきっかけということでもなさそうです。念のため発情防止の注射を打ちました。
緊急入院
写真では分かりにくいですが、お腹がかなり腫れていて可哀相でした。
お尻の縫合が必要でその後経過観察をしなければいけないとのことで、1~2週間ほど緊急入院することになりました。どうか、元気に退院できますように…。(続く)
↑続きの記事はこちらからどうぞ。